ブログ | 東進ハイスクール 茗荷谷校 大学受験の予備校・塾|東京都 - Part 7

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2025年 11月 21日 頑張っている生徒紹介!

こんにちは!!茗荷谷校担任助手2年の黒川綾香です。

 

最近は友達の影響で編み物にハマって、かわいい作品や毛糸を探しまくっています。編み物はとても楽しいですが、本当に時間が溶けます。

スマホなどもそうですが、娯楽や趣味はしっかりと切り替え、メリハリを大切にして楽しみたいですね。

 

では、今日のブログテーマは「頑張っている生徒紹介」です!!

茗荷谷校には頑張っている生徒がとーってもたくさんいて、全員のすごいところをご紹介したいくらいですが、今回は低学年の生徒で特に頑張っている生徒をご紹介します!

 

私がチームミーティングを担当しているKさん、高校2年生の女の子です。

彼女は高校1年生の夏ごろに茗荷谷校に入学し、入学時からずっと校舎のトップランナーとして頑張り続けています。

その成果として、夏休みの7月から11月の現時点まで、向上得点は常に月間5位以内にランクイン、この1年間向上得点は、現高2生1位です!!

ほかの塾にも通う中、その塾がない日はほぼ毎日登校、毎日受講、毎日高速基礎マスター、定石問題演習を達成しています。しっかりと必要な勉強量の詰まった決して楽ではない学習計画、週間予定表も毎回きっちりと守っています。本当に全員の模範となる東進生です。

 

同じく高校2年生、そして、高校1年生の皆さんは、この子と同じくらい頑張れている自信はありますか?

まだ高校3年生にはなっていなくても、この子のように、受験生としてずっと前からスタートできている子もいます。皆さんの同級生にはこのくらい頑張っている子もいるんです!!

 

今回は1人しか紹介できませんでしたが、茗荷谷校にはこんな風に全力で努力している子がたくさんいて、刺激を与え合って頑張れる環境が整っています。

 

 

受験生として、新学年として、全力で頑張りましょう!!

みんな、ファイトだーーーーー!!!!!

 

 

 

今日の茗荷谷校の順位は

428位/1000位

 

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明日(11月22日)も茗荷谷校の皆さん一日頑張っていきましょう!!

開館時間:10:00

閉館時間:21:45

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2025年 11月 19日 公開授業について

こんにちは。担任助手1年の江嶋星晴です。肌寒い季節になってきたので体調管理には一層気を付けていきましょう!

本日のブログでは12月に茗荷谷校で行われる公開授業について書いていこうと思います。

そもそも公開授業とは、普段映像で見ている先生が実際に校舎に来てくださり、生の授業が受けられる貴重な機会です。

今回、茗荷谷校に来てくださるのは数学の青木 純二先生です。青木先生の授業といえばとにかくわかりやすいという印象です。私は高校時代、数学の受講を取っていなかったので、青木先生について調べてみると、神講師と書いている記事もあったほどです。

しかも、今回扱う単元は受験頻出単元の「場合の数」についてです。「PとCの使い分けが、いまいちピンとこない…」「いつも数え漏れや重複が出てしまう…」なんて悩みありませんか?青木先生の授業は、ただ解法を暗記させるものではありません。 なぜ、そのように考えるのか?という「思考のプロセス」を、根本から理解させてくれます。「場合の数」が苦手な人ほど、この授業で得られるものは大きいはずです。 この単元を「苦手」から「得点源」に変える、絶好のチャンスです!

そんな青木先生の公開授業は12月19日(金)の19時~21時に茗荷谷校の自習室で行われます。ぜひ参加してみてください!

 

 

今日の茗荷谷校の順位は

438位/1000位

 

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明日(11月20日)も茗荷谷校の皆さん一日頑張っていきましょう!!

開館時間:13:00

閉館時間:21:45

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2025年 11月 17日 今から始める”受験生準備”

本日のブログを担当します、茗荷谷校担任助手4年の山田菜緒です。

 

今回は、新学年としてスタートを切った低学年の皆さんに向けて『受験生になるための心構え』をお伝えします!!

校舎長からもHRの中でお話があったと思いますが、東進では12月から新学年がスタートします。

つまり、12月〜3月の4か月間は「アドバンテージ期間」
この期間をどう過ごすかで、春からの伸びが大きく変わります!せっかくなら、この4か月でライバルと差をつけましょう🔥

 

以下、私が実際に低学年のうちにやっておいてよかったことを3つ紹介します🎶

 

①隙間時間を有効活用する

まとまった勉強時間を確保することも大切ですが、ちょっとした隙間時間を積み重ねると、それだけで1日+1時間の勉強時間になります。たった1時間でも、1ヶ月で30時間!積み重ねの力は本当に大きいです!!

高校3年生の4月までに、隙間時間マスターになりましょう💪

・常に単語帳を持ち歩く

私は電車、信号、エレベーターを待つ時間、移動教室、お昼ご飯(学校)の時間などなど、「ちょっとした空き時間」に単語帳を開くようにしていました。急に隙間時間が発生したりすることもあると思うので、移動するときは必ず手に単語帳を持つことを意識してみてください!

・ドライヤーの時間に音読

ドライヤーの時間は隙間時間ではないかもしれないですが、私はドライヤーをしながら英語の音読をしていました!ドライヤーの音が自分の声をかき消してくれるので、周りを気にすることなく思う存分声を出して音読することができます🗣️

わざわざ音読の時間を作るのは、、、という人や、私のように周囲の目を気にせず音読したい!という人におすすめなので、ぜひやってみてください!

 

②長時間勉強に慣れておく

受験生の推奨勉強時間は12~15時間とされていますが、いきなり「明日から15時間勉強しよう!」と思っても絶対にできません!

勉強時間は地道に伸ばしていくしかありません!!

そのために大切なのは、当たり前のことですが「1日の過ごし方」です。

・どこで科目を切り替えるか
・集中力が切れたらどうするか
・休憩をいつ、どのくらい取るか

こうしたことは、実際に長時間勉強してみないと分かりません。

学校のない日曜日や祝日、休み期間は、長時間勉強のチャンスです!特に12月~3月の間には、冬休み・入試休み・春休みと3回も休み期間があるので、ぜひ限界まで勉強する日を1日でも多く作ってみてください🔥

そして、自分一人だと長時間勉強するのは難しいかも、、、という人にはとっておきのイベントがあります!

12/26~12/29に行われる冬期合宿です。きっと今までで一番勉強する4日間を過ごせると思うので、興味がある人は担任の人に詳細を確認してください!

 

③第一志望校への想いを再確認する

受験生になると、だんだんと受験という時間のゴールが近づく不安や焦りから、かえって勉強が手につかなくなってしまうことがあります。そんなときは、もちろん私たち担任助手も力になりますが、最終的に自分を奮い立たせられるのは自分自身です!!

・どうして第一志望校に合格したいのか
・第一志望校で何を学びたいのか

この2つを明確にしておいて、辛くなったときは第一志望校で大学生活を楽しんでいる自分を想像しましょう💭

 

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受験生は「気づいたらなっていた」のではなく、「今からなる」ものです。

この瞬間から、受験生としての一歩を踏み出しましょう🌸

 

今日の茗荷谷校の順位は

440位/1000位

 

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明日(11月18日)も茗荷谷校の皆さん一日頑張っていきましょう!!

開館時間:13:00

閉館時間:21:45

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2025年 11月 14日 生物は暗記ゲー?全然違います!

皆さんこんにちは。茗荷谷校担任助手一年の小原です。

11月も気が付けば3分の1が終わり、冬ももう目の前に迫ってくるような寒さも感じます。

今回のブログでは、生物の勉強法についてご紹介します。生物選択の人は物理選択者と比べ、その全体的な人数は少ないですが、お役に立てれば嬉しいです。

なお、化学と物理の勉強法に関しては前回の伊藤さんのブログの内容でご紹介しておりますので、ぜひ見てみてください。

 

さて、本題の生物の勉強法ですが、まず、多くの生物選択者が生物に対して苦戦する要因としてあるのは、

「生物は暗記科目」

と決めつけてしまうことです。

確かに、生物は範囲が広く、覚える量も多いですが、

実は“戦略”で成績が大きく変わる科目です。

理系・文系どちらにも通用する方法なので、ぜひ参考にしてください。

 

生物は「丸暗記」よりも“理解→暗記”の順が強い

よく「生物は暗記科目」と言われますが、実際には 仕組みを理解してから覚える方が圧倒的に効率が良い です。

たとえば光合成の反応経路やホルモンの作用など、話の流れがつながると、自然と内容が定着します。

少し、実際の例をご紹介します。

 

光合成:語句を単体で覚えると挫折する → “流れ”で覚えると一気に理解できる

光合成を嫌がる生徒の多くは、

「チラコイド?ストロマ?カルビン回路?ATP?NADPH?」

単語暗記地獄にハマってしまいます。

実際には、以下のように「流れ」でつかむとかなり楽になります。

 

【光合成の流れを理解するとこうなる】

▼① 場所と役割をつなげる

チラコイド:光エネルギーを吸収 → 電子が飛び出す

ストロマ:飛び出した電子で作ったATPやNADPHを使う場所(カルビン回路)

この段階で、

“チラコイド=光を使うところ、ストロマ=作業場”

というイメージができる。

 

▼② 電子の流れでストーリーができる

・光が当たる

・クロロフィルの電子が高エネルギー状態になる

・電子が電子伝達系を流れ、ATPを合成

・最後はNADP⁺が電子を受け取って NADPH に変わる

ここまで理解すると、

「ATPとNADPHは“光反応の成果物”だからカルビン回路に運ばれる」

という関係が自然に覚わる。

 

▼③ 最後にカルビン回路が“必要になる理由”が明確になる

・光反応で作った ATPNADPH

・これらを使って CO₂ から グルコース を作る場所がカルビン回路

この流れを理解すると、

「なぜATPが必要?」
「なんでNADPHが出てくる?」

といった疑問が消えます。

 

【ポイント】

光合成は “光反応 → 暗反応(カルビン回路)” が目的をもってつながっている と理解すると、一気に覚えやすくなるということです。

 

ホルモンの分野の勉強方法についてもご紹介します。

■ ホルモン:単語を丸暗記するより「目的と作用の流れ」で覚えると強い

ホルモンは名前が多すぎて暗記科目化しがちですが、

「身体がどうなってほしいのか → そのために何を出すのか」

という“目的の流れ”で覚えると、圧倒的に忘れにくいです。

【ホルモンの流れを具体的に見てみる】

例として、血糖値の調節を挙げます。

▼① まず「体がどうしたいのか」を理解する

・血糖値が上がりすぎたら危険 → 下げたい

・血糖値が下がりすぎても危険 → 上げたい

ここが基本軸。

 

▼② 目的に応じてホルモンが“自然に選ばれる”

・血糖値を 下げたい → インスリン

・血糖値を 上げたい → グルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド

単語ではなく、目的に対する動きで覚える。

 

▼③ 目的 → 作用 の筋道まで理解すると忘れない

例:インスリンの目的と行動

・目的:血糖値を下げたい

・行動:

 ・肝臓や筋肉に「グルコースをグリコーゲンに変えて貯蔵しろ」と命令

 ・細胞への取り込みを促進→ 結果として血糖値が下がる

このように「目的 → 命令 → 結果」で流れを理解すると、丸暗記が不要になります。

 

■ 作図問題は“自分で描く”

共通テスト〜二次試験まで、生物は 図を読み取る力・図を描く力 が頻繁に問われます。

だからこそ、学校の定期テストはできても、実際の共通テスト模試になった際に点数があまりとれない人がいるのです。

  • 細胞周期

  • 呼吸の電子伝達系

  • 神経伝達の模式図

  • 免疫の流れ

これらは教科書を見ながらで良いので、一度 自分の手で描いてみる と理解が一気に深まります。

ぜひ一回でもいいので、やってみてください。世界が変わって見えます。

 

■ 実験問題は「目的・操作・結果」の3視点で整理

共通テストでも、二次試験、個別試験でも最も差が付きやすいのは、実験問題。

暗記、考察、記述のすべての要素を身に着けておかないと、まず正解できません。

問題文に書いてあることをそのまま読むのではなく、

  1. 何を調べたいのか(目的)

  2. どう調べたのか(操作)

  3. 結果から何がわかるのか(結論)

の3つに分けて読むと、格段に理解しやすくなります。

 

まとめ:生物は“理解×反復”で確実に伸びる。

生物は覚える量が多い分、

「つながりで理解する×繰り返して定着させる」

このセットができれば本当に伸びる科目です。

  • ストーリーとして読む

  • 図を自分で描く

  • 実験は3視点で整理

ぜひ今日から取り入れてみてください!

では、また今度。

 

 

今日の茗荷谷校の順位は

448位/1000位

 

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明日(11月15日)も茗荷谷校の皆さん一日頑張っていきましょう!!!

開館時間:10:00

閉館時間:21:45

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2025年 11月 12日 なぜ平衡問題で手が止まるのか? 過程ではなく状態で考える物理化学の思考法

茗荷谷校担任助手三年の伊藤誠道です! 皆さん、こんにちは!

すっかり秋も深まり、人によっては少し肌寒く感じる季節になってきましたね。体調管理には一層気をつけていきましょう。

さて、前回のブログでは、理系科目の二次試験レベルの問題と向き合うための思考の切り替えについてお話ししました。

今回はその続編として、理系科目の勉強を進めるうえで、皆さんに一つ質問です。 突然ですが、物理や化学のこんな単元で手が止まってしまうことはありませんか?

  • 化学:「化学平衡(圧平衡定数・濃度平衡定数)」「酸・塩基の中和滴定」「緩衝液」「溶解度積」

  • 物理:「電磁気(回路問題)」「熱力学(状態変化とエネルギー保存)」

一見すると、それぞれ別の単元のように見えますよね。

ですが、もしこれらの多くに「苦手だなぁ…」「いつも解法を悩んでしまう…」と感じる共通点があるとしたら、

それは平衡状態という、物理化学の根幹をなす非常に重要な考え方の扱いに慣れていないからかもしれません。

特に、入試問題でよくある「ある状態から別の状態へ変化させたとき、どうなるか?」という、平衡が移り変わる問題の解き方が分かっていない可能性が高いです。

今回は、多くの受験生が苦戦する平衡が絡む問題の攻略法について、僕なりの考えを具体的にお話しします!

なぜ平衡の問題で手が止まるのか?

 

まず、「平衡状態」とは何でしょうか。教科書的には「見かけ上、変化が停止している状態」と説明されます。化学反応であれば正反応と逆反応の速度が釣り合った状態、物理であれば物体に働く力が釣り合っている状態ですね。

一つの平衡状態だけを考える問題なら、公式や定義に当てはめれば解けるかもしれません。

しかし、入試問題、特に難関大の問題になると、「状態1」だったものに何らかの操作(薬品を加える、熱を加える、圧力を変えるなど)を加えて、「状態2」へ、さらに「状態3」へと…平衡が次々に移り変わっていく問題が頻出します。

ここで多くの受験生がつまずきやすいポイントがあります。

それは、「状態1から状態2へ、どのような過程を経て変化するのか?」と、変化の時系列・プロセスを真面目に追いかけようとしてしまうことです。

「どのくらいの速度で、どういう経路をたどって次の平衡に移るんだろう?」

「その変化の途中を立式しないといけないのでは?」

このように考え始めると、もう手は動きません。

それもそのはず。その「変化の過程」を厳密に記述するには、多くの場合、大学で学ぶ微分積分(速度論)の知識が必要になるからです。当然、高校の物理・化学の範囲では明確には扱われません。

つまり、入試問題で「変化のプロセス」そのものを正面から考えようとするのは、そもそも解き方のアプローチが間違っている可能性が高いのです。

 

攻略法①:過程は無視し、状態だけに着目

 

では、どう解けばいいのか。

私たちがやるべきことは、時系列の「動画」で変化を追うことではなく、「状態1」と「状態2」という2枚の静止画を個別に分析し、その2枚を繋ぐことだけです。

具体的には、以下のステップを踏みます。

  1. 【状態1の分析】

    まず、最初の平衡状態について、分かっていること、分かっていないこと(未知数 $x$ など)を整理し、立てられる式(平衡定数の式など)をすべて書き出します。

  2. 【状態2の分析】

    次に、変化が起こった「後」の、次の平衡状態について考えます。ここが最重要ポイントですが、「状態1からどう変化したか」は一旦忘れて、まっさらな状態で「状態2」だけを見つめます。

    問題文の条件を読み取り、新しい未知数(y など)を置いて、この状態だけで立てられる式をすべて書き出します。

  3. 【2つの「状態」を繋ぐ】

    最後に、独立して分析した「状態1」の式と「状態2」の式を、連立方程式として解きます。

「え、それだけで解けるの?」と思うかもしれません。もちろん、これだけでは式に対して未知数が多すぎることがほとんどです。

そこで、この2つの状態を繋ぐ方法が必要になります。

 

攻略法②:保存則を使いこなす

 

「状態1」と「状態2」を繋ぐカギ、それは保存則です。

操作を加えたことで、温度や圧力、濃度などは変わるかもしれません。しかし、その操作の前と後で、絶対に変わらないはずの値が必ず存在します。

その変わらないものに着目して式を立てるのです。

<具体例:化学平衡>

例えば、酢酸(CH3COOH)の水溶液(状態1)に、酢酸ナトリウム(CH3COONa)を加えた場合(状態2)を考えます。

  • 「途中」を考えると…

    CH3COONa を加えると、CH3COOが増えるから、ルシャトリエの原理で平衡が左に移動して…と、変化の「向き」は分かります。

    しかし、「どれだけ移動するか」を「変化の過程」から考えるのは困難です。

  • 「保存則」で考えると…

    この操作(CH3COONa を加える)で変わらないものは何でしょうか?

    いいえ、変わらないものはありません。加えた分だけ物質量も体積も変わります。

    では、視点を変えます。「状態1」と「状態2」の両方の状態で、成り立つ関係式を探します。

    それは、「(CH3COOH としての酢酸)と(CH3COO としての酢酸)の合計の物質量」や「ナトリウムイオン Na+ の物質量」、そして「溶液全体の電荷の総和はゼロ(電荷保存則)」といった情報です。

    特に「物質量保存」は強力です。

    (状態2での酢酸の全濃度)=(もともとあった酢酸の濃度)+(加えた酢酸ナトリウムの濃度)

    といった、「結局、そこにある『酢酸由来のもの』や『ナトリウム由来のもの』の総量はいくつなのか」という当たり前の関係式を立てるのです。

    平衡定数の式と、この保存則の式を連立することで、未知数を一気に消去し、答えにたどり着くことができます。

<具体例:物理(熱力学)>

シリンダーに入った気体(状態1)のピストンに、重りを乗せて圧縮し、静止させた(状態2)場合。

  • 途中を考えると…

    ゆっくり圧縮した(準静的過程)」なら PV= 一定 (等温) や PVγ =一定 (断熱) が使えますが、重りを乗せた場合、途中の圧力や温度はメチャクチャで、定義できません。

  • 保存則で考えると…

    私たちは「状態1」(P1, V1, T1)と「状態2」(P2, V2, T2)だけに着目します。

    この2つを繋ぐのは、「気体の物質量 n が変わらない」という物質量保存、そして「エネルギー保存則(熱力学第一法則 ΔU = Q + W)」です。

    途中の P や V が分からなくても、最初と最後の状態方程式、そしてエネルギー保存則を立てれば解けるように設計されています。

このように、変化の過程ではなく、変わらないもの(保存則)に着目して、2つの状態を式で繋ぐ。これが平衡問題を解くための核心的な思考法です。

 

攻略法③:思考を整理するための「状態図」の活用

 

最後に、特に平衡が3つ、4つと変化していく複雑な問題で絶大な効果を発揮するテクニックを紹介します。

それは、平衡状態を図示することです。

問題文を読みながら、状態がどう変わったのかを、簡単な図で書き出していくのです。

書き出すメリットは2つあります。

  1. 今、自分がどの状態について考えているかを見失わない

    複雑な問題では、「あれ、この xってどこの濃度だっけ?」と混乱しがちです。図で全体像を把握することで、思考が整理されます。

  2. ショートカットに気づける

    これが非常に強力です。問題によっては、「状態1」と「状態3」の条件を比較すると、間の「状態2」をすっ飛ばして一気に解けることがあります。

    例えば、「状態1」と「状態3」で比べると、「結局、トータルで何を加えたのか」だけが重要で、途中の経過はどうでもいい、といった場合です。

    図で全体像を可視化していると、こうしたショートカットに気づきやすくなります。

 

最後に

 

物理化学の平衡は、多くの理系受験生にとって最後の壁です。

  1. 変化のプロセスは追わない。

  2. 状態ごとに静止画で分析する。

  3. 保存則で、状態と状態を式で繋ぐ。

  4. 図を書いて全体像を把握し、思考を整理する。

この思考法をマスターすれば、複雑に見えた平衡の問題が、単なる連立方程式を解く作業に見えてくるはずです。

難易度の高い問題にぶつかることも増える時期ですが、それは皆さんが次のレベルに進もうとしている証拠です。一つ一つの経験を自分の力に変えて、この勝負の秋を乗り越えていきましょう!

皆さんの挑戦を、心から応援しています!!

今日の茗荷谷校の順位は

445位/1000位

 

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明日(11月13日)も茗荷谷校の皆さん一日頑張っていきましょう!!!

開館時間:13:00

閉館時間:21:45

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